現在のＮＹでの生活

ニューヨークへ来て1年7ヶ月、パーソンズサーティフィケイトのプログラムを終了し、今はニューヨークの大学に入る準備をしながら、インターンシップで絵の勉強をしている田中さん。 大学で、建築を学ぶためにコミュニティカレッジで2年間勉強して単位を取る予定です。 建築に関して基礎知識がなかったので、パーソンズで学んだ基礎をもっと深く学びたい、専門的な知識を学びたいと思ったそうです。 1年で日本に帰る予定だったのですが、ニューヨークの生活がとても合っているという田中さん。 勉強に集中したいときは誰にも邪魔されず没頭できる環境があり、週末は友達のパーティーに参加したりしてニューヨークの生活をエンジョイし、月曜になると勉強に切り替えるという生活をしています。 アメリカではそういう切り替えをして生活している人がほとんどなので、その環境がとても合っているそうです。図書館の設備は整っていて、また規模が大きく多くの人がいますが、誰1人会話している人がいないので、その環境もとてもいいですと話してくれました。

１年７ヶ月を通して

日常会話はニューヨークに来て3ヶ月くらいでできるようになりました。 「まずリスニングから出来るようになり、みんなが何を言っているか理解でき、それにどう答えるか考えて繰り返しチャレンジすることで上達していきました。 最初は片言で通じなかったことがありますが、それを繰り返すことで上達しました。繰り返すことはとても大切だと思います。自分が思っていることを思うだけではなく、言葉や行動で表現しないといけないと思います。インテリアデザインだったら物にするとか、ファッションだったら服にするとか、考えていることを物や形にすることが大切だと思います。それを口で説明するということが勉強のひとつだと思います。」と話してくれました。

友達は、語学学校よりもパーソンズで多くできました。 語学学校で知り合った友達のお姉さんがパーソンズに通っていて、そのお姉さんは6年間ニューヨークにいるそうなので、ニューヨークにいっぱい友達がいます。またパーティーが好きな方なので、そのパーティーに参加して、そこで友達がたくさんできたました。
パーティーは居酒屋やレストランへ行ったり、誕生日会などで友達の家へ行ったり、そこでまた友達ができ、それも英語の上達にもつながったそうです。
友達が英語を教えてくれたり、こう言った方がいいよとアドバイスをしてくれ、幅広く交流することによって今は日本人より外国の友達の方が多いそうです。

パーソンズ

パーソンズに約1年通った田中さん。
「かなり大変でしたが、自分が一番したい経験ができたので頑張れたし、楽しめました。今までの人生で一番いい経験ができました」と話してくれました。
午前中に語学学校、午後からパーソンズだったので、午前中は集中して英語を学び、それからパーソンズへ行って、パーソンズでわからなかった単語を全部書き留めて、次の日に語学学校で先生にその単語の意味を聞いていたそうです。
また自分が知りたいことを前もって調べて授業に臨んだ結果、英語力の問題はなくなったそうです。
パーソンズの先生も親切な先生ばかりで、わからないところは全部丁寧に教えてくれたそうです。
あるコースでは、英語よりも内容自体が難しかったので、最初10人いたクラスメイトも徐々にドロップアウトしていき、気づいたときには先生とマンツーマンになったこともあったそうです。
「その時の達成感は経験したものにしかわからないと思います。次につなげられる達成感でした。」と自信に満ちたように話してくれました。

ニューヨークの生活

田中さんはインターンシップを行いながら今自分のしたいことをやるために、生活ではいろんな面で節約しています。
高校生のときと比べると勉強に対しても生活面に対しても、がらりと考え方が変わったそうです。
先日田中さんは誕生日を迎えたばかりですが、そのとき友達の家で誕生日パーティーを開いてもらいました。
9月からコミュニティカレッジに通いながらインターンもしていますが、インターンは自分の家で出来ることなので田中さんの空いている時間に手伝って欲しいと言われているそうです。
先生に勧められてインターンを始めましたが、先日インターンでメキシコへ行き、先生の授業を一緒に受けていいよと言われたので、そこで初めてキャンパスアートのクラスを取ったそうです。 ゴッホや、モネの絵画を描きました。
絵も自分が想像しているように作成できるかが大切だと思いますと話してくれました。
はじめて書いたとは思われないほど画家の特徴をつかんでいます。